ツルデンダ (シダ植物オシダ科イノデ属)
(Polystichum craspedosorum)
全国の沢沿いなど湿った岩上に着生する常緑性の小型のシダです。
羽片の幅があまり変わらない葉を長く伸ばし岩壁などから垂れ下がります。
葉の先端部分は中軸だけとなり、無性芽を出して先端が接触した岩に新たに株を増やします。
生育場所も形状も生態も「フジシダ」に似ていますが、羽片の切れ込みが単純でサイズが小さく20cm程度までの長さです。
ソーラスは羽片の大きさのわりにかなり大きな丸形で片側に一列に並ぶことが多いようです。
石灰岩の岩壁によく見られます。
伸びた中軸の先端に若草色の無性芽が出ている
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】