ハキダメギク (キク科コゴメギク属)【掃溜菊】
(Galinsoga quadriradiata)
明治時代に日本にやってきた北アメリカ原産の帰化植物で、全国の空き地や道端、畑地、河原や土手などに雑草として広がっています。
「掃き溜め」という可哀想な名前は、牧野富太郎氏が世田谷のゴミ捨て場で発見したためと言われています。
花が5mm程度とたいへん小さいのであまり目立ちませんが、よく見ると3つに割れた独特の白い舌状花が可愛いですね。
茎や葉がけっこう毛深く、総苞片には腺毛があります。
類似同属の「コゴメギク」がありますが、こちらは花弁が小さく、全体に毛が少ないようです。