ケシ科

高山植物

リシリヒナゲシ

リシリヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【利尻雛芥子】(Papaver fauriei)北海道・利尻島の利尻山頂上部近くの砂礫地にのみ自生する固有種で、現在自生地の個体数は減少しており、300株程度しかないといわれています。ケシ科ケシ属の植物は日本...
6月

エゾエンゴサク

エゾエンゴサク (ケシ科キケマン属)【蝦夷延胡索】(Corydalis fumariifolia subsp. azurea)長年にわたり、北海道の「エゾエンゴサク」と、本州の東北や北陸に分布するものは同種とみなされてきました。しかし、20...
野山の植物

ミチノクエンゴサク

ミチノクエンゴサク (ケシ科キケマン属)【陸奥延胡索】(Corydalis capillipes) 別名:ヒメヤマエンゴサク「スプリング・エフェメラル」のひとつで、「ヤマエンゴサク」や「オトメエンゴサク」に似た仲間ですが、はるかに小型の種類...
野山の植物

オトメエンゴサク

オトメエンゴサク(エゾエンゴサク本州型) (ケシ科キケマン属)【乙女延胡索】(Corydalis fukuharae)長年にわたり、北海道の「エゾエンゴサク」と本州に分布するものは同種とみなされてきましたが、2009年に実は別種であるという...
高山植物

メコノプシス・グランディス

メコノプシス・グランディス (ケシ科メコノプシス属)(Meconopsis grandis)「ヒマラヤの青いケシ」「メコノプシス属(Meconopsis)」は、ネパール、ブータン、インド、パキスタン、中国などのヒマラヤ山脈周辺、および中国の...

アザミゲシ

アザミゲシ (ケシ科アザミゲシ属)【薊芥子】(Argemone mexicana) 別名:メキシカンポピーアザミに似た葉にケシのような花だからアザミゲシ(笑)。メキシコ原産で、江戸時代に観賞用、薬草用に渡来したようです。ツキミソウのような黄...

エンゴサク

エンゴサク (ケシ科キケマン属)【延胡索】(Corydalis turtschaninovii f.yanhusuo)中国東北部から朝鮮半島に分布する、「チョウセンエンゴサク」の品種。これの塊茎を乾燥したものが漢方薬材料の「延胡索」の原料と...
6月

四季咲きコマクサ

四季咲きコマクサ (ケシ科コマクサ属)(Dicentra peregrina×D.eximia)駒ヶ根の野草園を見ていたら、見慣れないコマクサに似た花がありました。「四季咲きコマクサ」と札があり、調べてみたところ、アメリカコマクサ(ヒメケマ...
9月

ナガミノツルケマン

ナガミノツルケマン (ケシ科キケマン属)【長実蔓華鬘】(Corydalis raddeana) (ナガミノツルキケマン)夏の終わりから秋に山地に咲くキケマンで、花はまばらで、草姿も細く弱々しい感じです。「キケマン」や「ミヤマキケマン」のよう...
高山植物

オサバグサ

オサバグサ (ケシ科オサバグサ属)【筬葉草】( Pteridophyllum racemosum )一属一種の日本固有種で、中部から東北にかけての亜高山の針葉樹林内に隔離分布する変わった植物です。葉がどう見ても羊歯類としか思えないような櫛の...
野山の植物

キケマン

キケマン (ケシ科キケマン属)【黄華鬘】(Corydalis heterocarpa var. japonica)「ミヤマキケマン」とよく似ていますが、分布が関東以西で西日本中心となり、葉がミヤマキケマンほどには切れ込まず幅広い感じです。ま...

ケシ

ケシ (ケシ科ケシ属)【芥子】(Papaver somniferum) Opium poppy日本固有の高山植物「リシリヒナゲシ」も、園芸用の「ヒナゲシ」「ポピー」も、全国に大繁殖している「ナガミヒナゲシ」も、どれも同じケシ属ですが、このケ...
野山の植物

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ (ケシ科ヤマブキソウ属)【山吹草】(Hylomecon japonica)その名の通り、遠目には「ヤマブキ」の花にそっくりですが、山吹色よりやや黄色に近く、花が4弁です。もちろん、山吹のように木では無く草です。ケシ科ということ...

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【長実雛芥子】(学名 Papaver dubium)地中海原産の帰化植物で、日本には1960年代から入ってきたそうです。道路づたいに繁殖を広げ、市街地や住宅地を中心に日本全国に広がっています。多摩地方でも、1...

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサク (ケシ科キケマン属)【山延胡索】(Corydalis lineariloba)同属の「ジロボウエンゴサク」と生息地が被っていて紛らわしいですが、こちらのほうが総じてしっかりした印象があります。花もやや太って複雑な印象、植物体...
野山の植物

ミヤマキケマン

ミヤマキケマン (ケシ科キケマン属)【深山黄華鬘】(学名:Corydalis pallida var. tenuis)低山の日当たりの良い道端に生えています。「ミヤマ」と名付けられていますが高山植物ではありません。しかし、「ムラサキケマン」...

クサノオウ

クサノオウ (ケシ科クサノオウ属)【草の王】(Chelidonium majus subsp. asiaticum)全草に約21種のアルカロイド成分を含み有毒。葉や茎を切ると黄色い樹液がでてきて、いかにも毒そうである。同時に昔から皮膚病の薬...
3月

ムラサキケマン

ムラサキケマン (ケシ科キケマン属)【紫華鬘】(Corydalis incisa)迂闊なことに、以前はこれはシソ科とばかり思っていました。花の形からの連想ですが、実はケシ科だったんですね。全草有毒。白花で僅かに紫が残るものは「シロヤブケマン...

シロヤブケマン

シロヤブケマン (ケシ科キケマン属)【白藪華鬘】(Corydalis incisa f. pallescens)「ムラサキケマン」の一品種で、花が白く一部が淡く紫のもの。一部の紫もなくすべて白色のものは特に「ユキヤブケマン」と称される。【Y...
3月

ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサク (ケシ科キケマン属)【次郎坊延胡索】(Corydalis decumbens)ムラサキケマンに似た同類の花ですが、こちらは個々の花が大きめで直線的で、ばらばらとまばらに咲く感じです。ケマンとの違いは、葉を見れば一目瞭然で...

シラユキゲシ

シラユキゲシ (ケシ科)【白雪芥子】(学名 Eomecon chionantha)中国原産の園芸植物で、なかなか綺麗ではあるが、猛烈な繁殖力をもつため帰化植物となりつつあるらしい。耐寒性・耐暑性・耐陰性ということで、たいへん丈夫で、地下茎で...
野山の植物

タケニグサ

タケニグサ(ケシ科 Macleaya cordata)神保町のはずれの、荒れた路側帯にタケニグサが生えてきました。そういえば、昔、子供の頃は東京でも空き地にどこにでも生えていたと思うのですが、最近あまり見たことがなかった気がします。宅地造成...
6月

コマクサ

コマクサ (ケシ科コマクサ属)【駒草】(Dicentra peregrina)「高山植物の女王」と称されるコマクサ。繁殖地が一部高山に限られ、絶滅の危機にあるという感じで昔は幻の花のイメージが強かったが、最近はむしろ各地で保護が行き届き、人...