ヤマタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【山立浪草】
(Scutellaria pekinensis var. transitra)
いかにもタツナミソウの仲間ですが、よくみると個々の花が垂直に折れ曲がらずに素直に斜めについています。
普通、タツナミソウの多くは、花の付け根がくの字に折れ曲がって花筒が垂直に近く立ち、先端がまた曲がってキセルのようになります。
また、この花は上側の唇弁が濃い紫で、下唇弁が平たく突き出して白いので、そのコントラストも特徴的です。
他のタツナミに比べ葉の鋸歯が丸くなく尖っているのも特徴のひとつです。
全国に分布しますが東日本メインなのか、関西方面では絶滅危惧指定のところが多いようです。