ヤマキマダラヒカゲ (タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)【山黄斑日陰】
(Neope niphonica)
キマダラヒカゲは、1970年代に「サトキマダラヒカゲ」と「ヤマキマダラヒカゲ」に分けられましたが、それまでは同一の一種類でした。
小中学生ごろには東京の街中でもちょっとした公園や病院など緑の多いところでは普通に見られ、「モンシロチョウ」などと同様、昆虫採集の対象にはなりませんでした。
都会の公園で見られるキマダラヒカゲは当然「サト」で、「ヤマ」は概ね標高500m以上の山地に多く、北海道に多く分布するなどやや寒冷地高地性が強いようです。
しかし、両者は低山から亜高山にかけて普通に混在するのでその場での見分けは難しいです。
学名からも、亜種ではなく別種として扱われていますが、別種というほど違うのでしょうか。