イナモリソウ (アカネ科イナモリソウ属)【稲森草】
(Pseudopyxis depressa)
高尾山の尾根道沿いの路傍のやや崩れかけた土手や、沢沿いの道端斜面に点々と咲く、あまり派手ではないが綺麗な花です。
花の縁がうす紅色やうす赤紫に染まり、フリルのように波打った花弁が特徴的。
1~4個ほどの花をつけ、林下の日陰にひっそりと咲いています。
細かい毛の生えた対生の葉が縦横一組となって、独特の葉序となっています。
この花弁の縁のフリル状部分が内側にたたまれた状態で、花弁が細長く尖った形に咲くものを「ホシザキイナモリソウ」として変種とされています。
東京都:絶滅危惧Ⅱ類(VU)