コハコベ (ナデシコ科ハコベ属)【小繁縷】
(Stellaria media)
ハコベは、およそ何処にでも生える雑草の代表のようなものですが、大きく分けると「コハコベ」と「ミドリハコベ」「ウシハコベ」となります。
コハコベは普通、茎が赤茶色で這い、ミドリハコベは名の通り茎が緑色で立ちます。
昔は両者をまとめてハコベとしていたようで、現在の標準和名ではコハコベを「ハコベ」としています。
しかし、コハコベが明治以降の帰化植物であるという説もあり、万葉の「ハコベラ」はミドリハコベであるという意見があるようです。
また、コハコベは史前帰化植物という説もあり、いずれにしろ昔はごっちゃにしていたので今となってはよく判らないようです。
ちなみに、これらのナデシコ科の花は、10弁に見えますが、実際には2つに分かれた5弁花です。
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