ヤマトリカブト (キンポウゲ科 トリカブト属)【山鳥兜 】
(Aconitum japonicum subsp. japonicum)
もっとも有名な毒草で全草有毒、特に根は即効性の猛毒です。
昔から「附子」と呼ばれ、有名な狂言では、「吹く風にあたつてさへ滅却するほどの大毒じゃ」とまで恐れられています。
トリカブトの仲間は、特異な花の形と色合いでトリカブトとひと目で判りますが、意外と種類が多く、どれもよく似ているので区別が難しいです。
ヤマトリカブトは関東西部から中部地方東部の山地に分布する代表種。
花のあとには、3つ組になった独特な形の実ができます。
3つが1セットになった実は、何かの蛹のようです。
ヤマトリカブト