セイヨウキンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【西洋金糸梅】
(Hypericum calycinum)
中国伝来の「キンシバイ(金糸梅)」に対し、トルコ方面から伝来なので「西洋金糸梅」。
キンシバイよりも大きな花で、「ビヨウヤナギ」にそっくりです。
公園や都市の植え込みによく使われる点でも同様で、あまり興味のない人には全く区別がつかないと思います。
「ビヨウヤナギ」と比べた場合、2つの点で見分けられます。
まず、花を比べる場合、花弁はほぼ同じですが、セイヨウキンシバイでは直線の密な雄しべが放射状に広がりますが、ビヨウヤナギの雄しべはまばらに上に向かってカールしています。
また、葉のつきかたが、セイヨウキンシバイでは普通の平面的な対生なのに対し、ビヨウヤナギでは立体的な十字対生になっています。