ミヤマシキミ (ミカン科ミヤマシキミ属)【深山樒】
(Skimmia japonica)
「シキミ」の名が付きますが「シキミ」とは全くの別科で、枝葉の様子が似ているということによるようです。
宮城県以南から九州にかけての低山に分布する低木で、雌雄異株です。
丸い集合花序が春に咲き、雄花は4弁の花に4個の雄しべが大きく立ちます。
日本海側や標高の高い山などの多雪地域では、積雪に対応した変種の「ツルシキミ」が自生します。
晩秋の山に、紅葉に負けないぐらい目立つ赤い実が生ります。
実は有毒で、嘔吐・痙攣などを引き起こす。
なので、鹿の食害に遭いにくいようです。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】