タニガワスゲ

タニガワスゲ (カヤツリグサ科スゲ属)【谷川菅】
Carex forficula

タニガワスゲ

2021/05/26 乙女高原

山地の渓流や湿地沿いに生えるスゲの仲間です。

上の細く茶色いのが雄小穂で、下側に3本ほど咲いているのが雌小穂です。

雌小穂の鱗片は側面が黒紫色で中肋が鮮やかな緑色という配色で、地味なスゲ類の中でもナイスデザインです。

密に叢生した株立ちになることが多く、場所によっては冬の凍結と春の水流に繰り返しさらされることで株が規則的に盛り上がる「ヤチボウズ」を構成します。

「ヤチボウズ(谷地坊主)」は、北海道釧路湿原のような北方湿原に有名ですが、山梨県・乙女高原の谷地坊主は山梨市の天然記念物に指定されています。

タニガワスゲ

2021/05/26 乙女高原

乙女高原のヤチボウズ。

乙女高原のヤチボウズ

2021/05/26 乙女高原

湿地となっている窪地に沿って見事に並んでいます。

乙女高原のヤチボウズ

2021/05/26 乙女高原

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