キバナイカリソウ (メギ科イカリソウ属)【黄花錨草】
(Epimedium koreanum)
名前の通り、薄黄色のイカリソウですが、単に「イカリソウ」の色違いではなく別種です。
北海道、近畿以北の主に日本海側に多く分布し、山地の林内に生えます。
葉はイカリソウ同様、3つに枝分かれした先につける2回3出複葉。
花色以外はイカリソウとほぼ同じですが、やや大型の株になるようです。
また、日本海側に多い「トキワイカリソウ」は越冬常緑葉をもち白花です。
トキワイカリソウとキバナイカリソウの分布域は重なっているところも多いのですが、その中でもお互い棲み分けたような分布を示しているところが多いようです。
単に積雪量や高度、地質などで割り切れない要素が何かあるようですが分かりません。