ホドイモ （マメ科ホドイモ属）
（Apios fortunei）
2022/07/21 高尾山
マメ科のつる植物で、全国の林内に分布し他の木に巻き付き、2-3mにまで巻き上がります。
3-5枚の羽状複葉の葉が特徴的です。
葉の付け根に丸い托葉があり、そこからひょろひょろした花序が出て並んだ花が咲きます。
花は明るい黄緑色で翼弁尖端が赤紫になるのですが、この花の形が複雑で理解し難いです。
そもそもマメ科の一部の花は「ヤブツルアズキ」のように非対称回転形の変なものがあるのですが、このホドイモの花は不可解度ナンバーワンクラスではないでしょうか。
竜骨弁という部分が大きく曲がって旗弁の内側に入り込んでいるそうで、花柱も渦巻き型ということで、花粉媒介者が何者なのか不明なようです。
こんなややこしい形の花にするにも何らかの必然があるのでしょうが不思議です。
地下に塊茎（イモ）ができ、食用になります。
2022/07/21 高尾山
2022/07/21 高尾山
2022/07/21 高尾山
2022/07/21 高尾山
