カエデドコロ (ヤマノイモ科ヤマノイモ属)【楓野老】
(Dioscorea quinquelobata)
関東地方以西の温暖地に分布する、ヤマイモの仲間のツル植物です。
雌雄異株で、根茎はアク抜きすれば食べられます。
互生の葉が掌状に5-7裂となるのが名前の由来ですが、葉の形には変異が多いようです。
「タチドコロ」の葉も似たような感じになりますが葉の縁に細かい波状鋸歯があります。
また、名前のよく似た「モミジドコロ(キクバドコロ)」は、もっと切れ込みが深く尖った葉になります。
雄花は薄黄色で突き出した花序となり、雌花の花序は吊り下がります。