イシモチソウ (モウセンゴケ科モウセンゴケ属)【石持草】
(Drosera peltata var. nipponica)
「モウセンゴケ」と同様に、葉から生える腺毛の粘液で昆虫等を粘りつけ包み込んで捕獲し養分とする食虫植物です。
高さ20cmぐらいに立ち上がり、枝分かれして立体的に捕虫葉を配置するので、空中を飛ぶ羽虫はモウセンゴケよりも捕まりやすい感じがします。
関東以西の平地や丘陵地の乾き気味の開けた湿地に生育するのですが、そのような平地の湿地環境はたいへん少なくなっているので、全国で生育が厳しくなっています。
純白の5弁の花を咲かせますが、午前中の数時間しか開かず午後には閉じてしまうようです。
環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)
千葉県絶滅危惧1類
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】