イヌセンボンタケ

イヌセンボンタケ (担子菌類ナヨタケ科)【犬千本茸】
(Coprinellus disseminatus)

イヌセンボンタケ

2021/09/24 御岳渓谷

とても小さなキノコですが、山道を歩いていて突然現れると、思わず「うわっ」と言ってしまうような群生で生育し、時には何万本にもなるそうです。

腐朽菌で、倒木や朽ち木、切り株などにびっしりと生えてきます。

幼菌では透明感のある白色で微細な毛に覆われています。

成熟すると艶消しの灰白色となり、胞子ができてくるとやや紫がかってきます。

植物名で「イヌ」の名は例によって「役に立たない」の意ですから、毒では無いが食用にはならないということなのでしょう。

菌依存性植物の「タシロラン」を支える菌根菌として関係が深いといわれています。

イヌセンボンタケ

2021/09/24 御岳渓谷

イヌセンボンタケ

幼菌 2021/09/24 御岳渓谷

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