ハナイカリ (リンドウ科ハナイカリ属)【花碇】
(学名:Halenia corniculata)
山地から亜高山帯の林縁や草地に生える小型の草です。
出始めは小さく、花も黄緑色で一見「キソチドリ」や「クモキリソウ」などの黄緑色のランかと思います。
よく見ると花の形は「イカリソウ」のような4つの距を突き出した形です。
しかし、葉がイカリソウでもランでもなく、普通の対生の葉で初めて見たときは何者か悩みました。
何とこれが「リンドウ科」なのでまたびっくり。
ハナイカリ属は日本に1種しかないそうですが、世界には40種くらいあるようです。
花が色づくと薄黄色となり、さらには距が赤みを帯びてくるようです。
11都府県で絶滅危惧指定