ミヤマママコナ (ハマウツボ科ママコナ属)(ゴマノハグサ科)【深山飯子菜】
(Melampyrum laxum var. nikkoense)
低地に咲く「ママコマ」の山岳型で、ママコナと同様の花ですが下唇の喉部分が黄色くなり苞葉が全縁で鋸歯がありません。
花の下唇部の地色が白いものも多いようですが、五竜で見たものでは全面ピンクです。
下唇部の内側に米粒のような白い膨らみがあるのは低地のママコナと同様です。
この米粒はポリネーターの虫を誘導するための蜜標なのでしょうか。
よく見ると上唇の先端に房状の毛があるのがチョビ髭のようで面白い。
他の植物の根から養分をとる半寄生植物です。
変種の「シコクママコナ」がよく似ていますが、こちらは苞葉の一部に鋭い鋸歯があります。