オケラ (キク科オケラ属)【朮】
(Atractylodes japonica)
昔、中学時代に植物採集をしていたころ、多摩丘陵の雑木林で採集して調べ「変な名前だなあ」と思ったことを思い出します。
万葉集にも詠まれ、古語では「うけら」と称されていたそうです。
「うけら」は、諸説あるようですが、「蓑」のことという説があります。
確かに蓑を着たような花ですね。
「コウヤボウキ」にも似た感じの花はよく見ると、筒状花の花弁が綺麗な星形になっています。
花の色は、基本白色ですが、ピンク色のものもあります。
雌雄異株だそうで、こげ茶色の魚の骨のような苞がやいへん特徴的です。
根を漢方薬の原料に使います。