ウラジロチチコグサ (キク科チチコグサモドキ属)【裏白父子草】
(Gamochaeta coarctata)
南アメリカ原産で、関東以西の市街地から道端、公園、植え込みなどにに広く侵入している帰化植物。
平たく広げたロゼットは踏みつけに強く、土の道やグラウンドなどにもしぶとく広がる雑草です。
類似の帰化植物は「チチコグサモドキ」など何種かありますが、ウラジロチチコグサは花期にもロゼットが残るのが特徴。
また、茎葉は光沢のある濃い緑色でヘリが波打ち、葉裏や茎に伏毛が多く白いのが特徴です。
花は「ノボロギク」などにも似た筒状花のみの小さな頭花が穂状の花序となり、赤茶色になります。
個々の花はかなり小さいので判りにくいですが、とっくり型につぼまった先に冠毛が覗いています。
冬の間にロゼットが地面を覆い、春に一斉に咲き出します。