コイチヨウラン

コイチヨウラン (ラン科コイチヨウラン属)【小一葉蘭】
Ephippianthus schmidtii

コイチヨウラン

2025/08/25 磐梯山

名前からすると「イチヨウラン」の小型版のようですが、全く別属で「ハコネラン」と同属の小さな地生蘭です。

本州中部以北と北海道、四国の一部に分布し、亜高山帯の樹林林下に生育します。

一枚だけつける葉は、あまりこの手の蘭っぽくない形と葉脈で、葉柄で立ち上がります。

細く直立した花茎の先に、うす黄色の花を2-7個まばらにつけます。

ハコネランと同属とはいえ、ぱっと見の印象は花の色と花序の感じがだいぶ違うようです。

個々の花の形はハコネランに似ていますが、ハコネランに見られる唇弁のギザギザがありません。

15都道府県で絶滅危惧指定。

コイチヨウラン

2025/08/25 磐梯山

コイチヨウラン

地面に一枚だけつく葉  2025/08/25 磐梯山


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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