ハマハコベ (ナデシコ科ハマハコベ属)【浜繁縷】
(Honckenya peploides subsp. major)
海岸の砂礫地に這うように生育する多年草で、「ハコベ」の名がついていますがハコベ属とは全く別の「ハマハコベ属」で、一属一種の植物です。
日本では北海道と石川県・岩手県以北の海岸に分布しています。
茎は横に這い、十字対生の先端の尖った光沢のある厚い葉をつけています。
雌雄異株で、雌花のみをつける株と雄花のみまたは両性花をつける株があります。
花弁、萼片は5個または4個で、先の尖った萼片が目立ち、花弁は白色で萼片より短い丸いヘラ型です。
特に雌花では中央の子房と3裂した柱頭、萼片が目立ち、花弁は退化してごく小さな丸い痕跡的な感じになっています。
宮城県:絶滅危惧Ⅰ類 (CR+EN)
秋田県:絶滅危惧種Ⅱ類 (VU)
山形県:絶滅危惧ⅠB類 (EN)
福島県:絶滅危惧種ⅠA類 (CR)
新潟県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
石川県:絶滅危惧Ⅰ類 (CR+EN)
福井県:絶滅危惧Ⅰ類
兵庫県:絶滅 (EX