ミヤマフタバラン

ミヤマフタバラン (ラン科サカネラン属)【深山双葉蘭】
Neottia nipponica

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

フタバランの仲間の中でも、「アオフタバラン」や「ヒメフタバラン」などよりも、やや高山性の種類で、亜高山帯の針葉樹林帯の林床に生育します。

フタバラン類の特徴である対生状の2枚葉は、広心形で先端が短く尖ります。

葉よりも上の茎には腺毛があり、上部に3~10個のまばらな花序をつけます。

小さな花は淡黄緑色から緑紫褐色で、子房がやや膨らみ縦縞があります。

細長い萼片は後ろに反り返り、側花弁は萼片とほぼ同じ色形です。

平たい唇弁は先端が2裂して、基部に耳状裂片があるのが特徴なのですが、写真を撮った花には見当たりません。

よくよく見ると、前方に窄まった側花弁の内側に立った状態であるようです。

側花弁がもっと平開してくると、耳状裂片も下側に下がって平開するのかもしれません。

北海道、近畿地方以北の本州、四国の東赤石山、九州の祖母山に分布します。

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

2023/08/10 湯ノ丸高原

ミヤマフタバラン

「コバノイチヤクソウ」と並んで  2023/08/10 湯ノ丸高原


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

タイトルとURLをコピーしました