イヌビエ (イネ科イヌビエ属)【犬稗】
(Echinochloa crus-galli)
日本全国及び世界的にも広範囲に分布する雑草で、水田まわりや荒地、路傍などに普通に生えます。
食用になる「ヒエ」の原種と言われ、食用にならないことから「イヌ」の名を冠されたようです。
水田に生えると稲の葉と紛らわしく、稲刈りの前に種子を散布してしまい、除草剤にも強いということで水田雑草として嫌われる存在です。
形態の変異が多く、ケイヌビエ、ヒメイヌビエなど類似種がありますが、分けないという見方もあるようです。