ハクサンタイゲキ (トウダイグサ科トウダイグサ属)
(Euphorbia togakusensis) 別名:ミヤマノウルシ
深山や高山帯に生育するトウダイグサで、中部地方から東北の山地の主に日本海側に分布します。
枝先の葉は輪生状になり、中心から5-7本の枝が分かれ、枝先に3個の苞葉をつけ、そこから3本の小枝を出します。
その先端に2-3枚の苞葉を生じ杯状花序を出します。
杯状花序は4個の黄色い腎臓型の腺体の間から1個の雌花が伸び、2裂した3本の花柱が出ます。
果実は球状でいぼ状の突起があり白い毛があるのが特徴です。
尾瀬やその周辺の山地には、変種といわれる「オゼタイゲキ」がありますが、区別しない説もあります。
基本山地は戸隠山とされ、戸隠の名が学名にもなっています。