キツネノボタン (キンポウゲ科キンポウゲ属)【狐の牡丹】
(Ranunculus silerifolius var. glaber)
全国の川辺や湿地、水田などに生える雑草で、実の形から「コンペイトウグサ」の異名もあります。
同属のキンポウゲ「ウマノアシガタ」同様、独特のテカリのある黄色い花弁で陽に映えます。
母種とされる「ケキツネノボタン」との違いは名の通り茎などに毛がないことですが、僅かには生えていることが多く、その差は連続的な感じです。
金平糖のような果実はほぼ真ん丸で、棘の先端が曲がっていることが多いです。
ただし、これも絶対的な見分けにはならないようです。
全草毒性があるので、山菜摘みの際などには一緒に採らないよう注意が必要です。
果実の棘は先端が曲がっていることが多い