ヒゴスミレ (スミレ科スミレ属)【肥後菫】
(Viola chaerophylloides var. sieboldiana)
「エイザンスミレ」と並んで複葉性のスミレの代表ですが、関西が分布の中心で、東京近辺では出会うことが少ない種類です。
一般にエイザンスミレよりも葉の裂片が細く切れ込みが深く、葉の形が5裂五角形になります。
花はエイザンのように波打つことは少なく、基本的には白色で中心が黄緑色を帯びています。
西日本には淡紅色タイプも多いようです。
東北以南にかなり広く分布しますが個体数は少なく、四国・九州に多いようです。
エイザンよりも日当たりの良い乾き気味の環境に生育します。
全国20都府県で絶滅危惧