ナズナ (アブラナ科ナズナ属)【薺】
(Capsella bursa-pastoris)
道端雑草のいわゆるペンペン草ですが、太古からの在来種ではなく、ムギの伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物といわれています。
春の七草として七草粥に入れられるほど、古来は重要な山菜だったようです。
また、薬草としても使われていたようです。
同じナズナでも「一年草タイプ」と「越年草タイプ」があり、一年草型は春に芽吹いて5-6月に咲きますが、越年草型は秋に芽吹いて根生葉で越冬し3月ごろから咲きます。
アブラナ科共通の4弁花が終わったあとの果実は三味線のバチ型ですが、最近はこれが丸型の帰化種の「グンバイナズナ」や「マメグンバイナズナ」に押され気味なようです。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】