レンプクソウ (レンプクソウ科レンプクソウ属)【連福草】
(Adoxa moschatellina) 別名:ゴリンバナ
摩訶不思議な花をもつ小さな草です。
「五輪花」の名の通り、5輪の花が一か所に寄せ合って咲き、その咲き方がサイコロ状の立方体型になります。
5-6弁の花が4個、背中合わせに四方を向いて咲き、それらの上に上向きに1輪が咲きます。
面白いことに、上の1輪だけは四方向きの花に合わせて4弁となっています。
花は小さく、黄緑色なのでよく見ないと見落としてしまいます。
草姿も10cm程度で目立たず、夏には枯れて地上には無くなってしまいます。
こんな変な花のため、従来は1科1属1種とされてきましたが、APGでは何故か「ガマズミ」や「ニワトコ」などが同じレンプクソウ科とされています。
全国15以上の都府県で絶滅危惧指定
東京都:絶滅危惧ⅠA類(CR)
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】