ワレモコウ (バラ科ワレモコウ属)【吾亦紅】
(Sanguisorba officinalis)
全国の野山の草地や高原にポピュラーな花で、夏から秋の気配を感じさせる存在ですね。
誰でも知っていながら、実際にはどういう花の構造か理解していないことが多いかもしれません。
独特な花は、多くの花が密集した花穂で、個々の花は4枚の萼から成り立っていて花弁はありません。
萼が赤紫に色づき、花期が終わった後も長く同じような姿で枯れ残るので、晩秋までいつまでも咲いているような印象があります。
亜高山には別種の「ミヤマワレモコウ」があります。