トネハナヤスリ (シダ植物ハナヤスリ科)【利根花鑢】
(Ophioglossum namegatae)
利根川水系と、大阪の淀川流域のヨシ原にだけ生育するシダ植物です。
「ヒロハハナヤスリ」に似ていますが、丸い単葉の栄養葉には柄があり、「コヒロハハナヤスリ」にも似ていますが大きめです。
春にまだ草の少ない葉を出し、ヨシなどが伸びて日照が遮られる初夏には、中央の胞子嚢から胞子を撒いて地上部を枯らし休眠してしまいます。
いわば、羊歯界の「スプリングエフェメラル」といったところです。
渡良瀬遊水地では春になると大群落ができるそうですが、各地で河川敷の開発などで生育地が無くなり絶滅が危惧されています。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
宮城県:絶滅危惧Ⅰ類 (CR+EN)
茨城県:絶滅危惧ⅠB類
栃木県:要注目
群馬県:絶滅危惧ⅠA類 (CR)
埼玉県:絶滅危惧ⅠA類 (CR)
千葉県:絶滅危惧Ⅰ類
京都府:絶滅危惧Ⅰ類
大阪府:絶滅危惧Ⅰ類
和歌山県:絶滅危惧ⅠA類 (CR)


