レブンイワレンゲ (ベンケイソウ科イワレンゲ属)【礼文岩蓮華】
(Orostachys furusei)(Orostachys malacophylla var. boehmeri)
海岸の岩場などに生える多肉植物です。
北海道の礼文島や知床などに分布する北海道固有種で、肉厚な葉が丸くまとまり蓮華の花のようなロゼット状になります。
秋には塔状の花序に、細かい5裂の花をたくさん密に咲かせます。
北海道:準絶滅危惧種 (Nt)
「コモチレンゲ」の別名とされることもありますが、この仲間の分類はいささか混乱しているようで、資料によって内容がいろいろです。
コモチレンゲの名の元となり特徴である、ランナーで栄養繁殖する特徴が見られないので、やはり別種でなないかと思います。
また、最近の論文で「レブンイワレンゲ」を独立種とし、「コモチレンゲ」を「アオノイワレンゲ」の異名とする見解が示唆されています。