クルマムグラ (アカネ科ヤエムグラ属)【車葎】
(Galium japonicum)
6枚輪生する葉が段々につく独自のスタイルが目につく、山岳地に生える多年草です。
6枚の葉は、実は対生する2枚の葉に4枚の托葉が同等についているのだそうです。
湿度のある樹林内に生育し、初夏に上部に白い花を十数個ほどつけます。
同属でそっくりの「オククルマムグラ」は茎に細かい棘が生えますが「クルマムグラ」の茎には棘も毛もなく葉の縁に棘状の毛が生えます。
個々の花は杯状で4裂し短く、球形の萼筒に毛が生えています。
同様に似ている「クルマバソウ」では輪生する葉が6-10枚で、花が漏斗状で長い花筒をもつことから識別できます。
クルマムグラとクルマバソウの花の違い
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】