センカクツツジ (ツツジ科ツツジ属)【尖閣躑躅】
(Rhododendron eriocarpum var. tawadae)
尖閣諸島の釣魚島の岩場に生育する固有種で、南西諸島に分布する「マルバサツキ」の変種とされています。
明治時代から戦前まで居住者が居た時代に内地に持ち込まれた末裔が今でも広く園芸流通しています。
また、戦後の現地調査でも生育が確認されていますが、野生化したヤギの食害にあっているため絶滅が危惧されています。
3月~4月頃に咲く花は淡紫紅色で枝先に2輪づつ咲き、雄蕊は10本です。
楕円形の葉の両面には白っぽい長毛が生えています。
環境省カテゴリ:絶滅危惧ⅠA類(CR)
沖縄県:絶滅危惧ⅠA類(CR)