コフウロ (フウロソウ科フウロソウ属)【小風露】
(Geranium tripartitum)
夏の終りに「ゲンノショウコ」そっくりの花を咲かせ、ゲンノショウコかと見過ごしがちです。
日向ではなく山地の林下地面に低く生え、ゲンノショウコのような勢いが無く花つきも少なく弱々しい感じです。
萼片には長い開出毛がまばらに生え、先端に棒状の棘があります。
葉は3裂して「ミツバフウロ」に似ますが全裂となります。
花柄や葉柄には屈毛が生えます(ゲンノショウコは開出毛)。
ゲンノショウコのように、どこにでも見られる種類ではないようです。
東京都、埼玉県、長野県、三重県などで絶滅危惧I類。