季節別

メキシコマンネングサ

メキシコマンネングサ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【メキシコ万年草】(学名:Sedum mexicanum)ベンケイソウ科らしく、多肉の葉ですが、細かいので繊細な感じがします。丈夫なので這い広がり、条件が良いとグランドカバーになります。...

ニオイバンマツリ

ニオイバンマツリ (ナス科)【匂蕃茉莉】(Brunfelsia latifolia)神保町の歩道植栽に何故か一箇所だけ「ニオイバンマツリ」の植え込みがあります。けっこう大きな株に茂っていますので、そのへんの歩道はかなり香ります。きっと例によ...
野山の植物

コウヤワラビ

コウヤワラビ (シダ植物コウヤワラビ科)【高野蕨】(Onoclea sensibilis var. interrupta)田んぼ周りのような、わりあい日当たりのよい湿地や水辺に生える羊歯植物です。羊歯としては羽状の形状が幅広で切れ込みが少な...
6月

アサザ

アサザ (ミツガシワ科アザサ属)【浅沙】(Nymphoides peltata)睡蓮などに似た浮葉性植物で、細かい毛羽の縁をもつ花が特徴的です。クローン増殖が多いせいで、種の多様性に乏しく、多様性をもつ自生地は霞ヶ浦のみとも言われています。...

ビオラ・ラブラドリカ

ビオラ・ラブラドリカ (スミレ科)【黒葉スミレ】(Viola labradorica)園芸店で苗を販売していた、「黒葉スミレ」。北アメリカ北東部原産の「ビオラ・ラブラドリカ」という原種スミレのようです。葉の感じや分岐、托葉など、色を除けばタ...
野山の植物

シロバナマンジュシャゲ

シロバナマンジュシャゲ (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)(ユリ科)【白花曼珠沙華】【白花彼岸花】(学名:Lycoris × albiflora) (シロバナヒガンバナ)「ヒガンバナ」の群落の中には、たまに白花もあります。「シロバナヒガンバナ」と...
9月

ヒガンバナ

ヒガンバナ (APG:ヒガンバナ科ヒガンバナ属)(ユリ科)【彼岸花】【曼珠沙華】(学名 : Lycoris radiata)埼玉県の西武線名物、日高市高麗の「巾着田」。ここは、おそらく日本一の彼岸花が咲く「曼珠沙華公園」となっていて、その数...

ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)

ノハカタカラクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【野博多唐草】(Tradescantia fluminensis) 別名:トキワツユクサ(常磐露草)南アメリカ原産の帰化植物で要注意外来生物指定。神保町の歩道にも、毎年あちこちに増えている気...

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【長実雛芥子】(学名 Papaver dubium)地中海原産の帰化植物で、日本には1960年代から入ってきたそうです。道路づたいに繁殖を広げ、市街地や住宅地を中心に日本全国に広がっています。多摩地方でも、1...
野山の植物

ホウチャクソウ

ホウチャクソウ (APG:イヌサフラン科チゴユリ属)(ユリ科)【宝鐸草】(Disporum sessile)「アマドコロ」や「ナルコユリ」とよく似ていますが、それらより大柄な印象があり、何よりも茎が分岐する点が違います。そのため、群生してい...
6月

コムラサキ

コムラサキ (シソ科ムラサキシキブ属)(クマツヅラ科)【小紫】(学名:Callicarpa dichotoma )別名:コシキブ(小式部) 「ムラサキシキブ」とよく似ていますが、こちらのほうが、こぢんまりとまとまりが良いので、庭園や植木の多...

サンショウバラ

サンショウバラ (バラ科バラ属)【山椒薔薇】(Rosa hirtula)  別名:ハコネバラ(箱根薔薇)日本固有種で、本州の神奈川県、山梨県および静岡県にまたがる富士箱根地区に分布が限られ、いわゆる「フォッサマグナ植物」の一種と言われる。山...
野山の植物

シラン

シラン (ラン科シラン属)【紫蘭】(Bletilla striata)ランの仲間にしてはたいへん丈夫で育てやすいので、あちこちの庭や公園に咲いていますが、野生のものは準絶滅危惧種。しかし、これだけあちこちで栽培されていると、逸出園芸品と野生...
野山の植物

ヒメコウゾ

ヒメコウゾ (クワ科コウゾ属)【姫楮】(Broussonetia kazinoki )和紙の原料として使われている「コウゾ」の原種で、全国の低山に自生しています。「コウゾ」は「ヒメコウゾ」と「カジノキ」の雑種で雌雄異株だそうです。ヒメコウゾ...
野山の植物

アカネスミレ

アカネスミレ (スミレ科スミレ属)【茜菫】(Viola phalacrocarpa)濃い赤紫色が、冬枯れの残る山の斜面に目立って映えます。色味の美しさではスミレの仲間うちでもかなり上位でしょう。花がスリムな感じなのは、距が直線的で細長いせい...
野山の植物

フタバアオイ

フタバアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【双葉葵】(Asarum caulescens)いわゆる『葵の御紋』のモデルとされ、基本的に双葉を1セットとして生えるのでこの名になっています。イメージ的には、「カンアオイ」と「ウスバサイシン」...
野山の植物

エンレイソウ

エンレイソウ (APG:シュロソウ科エンレイソウ属)(ユリ科)【延齢草】(Trillium smallii)普通のエンレイソウは、「ミヤマエンレイソウ」(シロバナ)と違って、緑から暗紫色の地味な萼片となるので華やかさはありませんが、独特の容...
野山の植物

イカリソウ

イカリソウ  (メギ科)【碇草、錨草】(Epimedium grandiflorum var. thunbergianum)深海のクラゲか宇宙生物かという、ちょっと理解しづらい形状の花です。4本の触手のように突き出ているのは花の「距」で、上...
3月

ニッコウネコノメソウ

ニッコウネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【日光猫の目草】(Chrysosplenium macrostemon var. shiobarense)「ネコノメソウ」の仲間は、けっこう種類が多く似たものが多いので場合によっては同定が...
高山植物

ミヤマウスユキソウ

ミヤマウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【深山薄雪草】(学名:Leontopodium fauriei) 別名:ヒナウスユキソウ日本の「エーデルワイス」類の代表で、主に東北地方の高山に分布します。昔、朝日連峰の稜線で、けっこうな群生に出...
3月

ニオイタチツボスミレ

ニオイタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【匂立坪菫】(Viola obtusa)「タチツボスミレ」の仲間の中でもゴージャスな雰囲気のスミレです。花は丸く大型で、花弁が隙間なく重なり、花色も濃紫色でかなり濃いことが多く、花の中心部の白い部分...
6月

オトメスミレ

オトメスミレ (スミレ科スミレ属)【乙女菫】(Viola grypoceras f. purprellocalcarata)これは固有の種ではなく、「タチツボスミレ」の白花で距がピンクの品種です。いかにも名前の通りに、たいへん清楚で気品のあ...

スミレ

スミレ (スミレ科スミレ属)【菫】( Viola mandshurica )「スミレ」という名のスミレはこれ一種のことですが、スミレ類全般のことと紛らわしいので、スミレマニアはすみれ類一般と区別するために学名の「マンジュリカ」と呼ぶことも多...
3月

ヒナスミレ

ヒナスミレ (スミレ科スミレ属)【雛菫】(Viola tokubuchiana var. takedana)「スミレ界のプリンセス」とまで言われるほどに、清楚でかつ野性味のあるスミレ。白に近いものから、標準的な薄ピンク、花弁の端が濃いピンク...
野山の植物

アケボノスミレ

アケボノスミレ (スミレ科スミレ属)【曙菫】( Viola rossii )日当たりの良い枯れ草の土手状のところに、いきなり花が生え出しています。開花していない蕾に近い状態では、まるで何かの蘭かと思います。独特の濃い赤紫色で、花が咲く頃には...
野山の植物

オオアラセイトウ

オオアラセイトウ (アブラナ科オオアラセイトウ属)【大紫羅欄花】(Orychophragmus violaceus) いわゆる「ダイコンの花」としても知られ、別名の「ショカツサイ」(諸葛菜)、「ムラサキハナナ」(紫花菜)の方がポピュラーに使...

ウスバサイシン

ウスバサイシン (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【薄葉細辛】(Asarum sieboldii)「カンアオイ」に、長い葉茎をつけたような植物で、同じカンアオイ属に属しています。独特の花もカンアオイに似ていて、全体的にカンアオイを空中に引き伸...
3月

アズマイチゲ

アズマイチゲ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【東一華】(Anemone raddeana)春を告げる「スプリング・エフェメラル」のなかでも、もっとも華やかなひとつです。「一華」の名のとおり、一本の茎にひとつだけの大輪の華をつけるシンプルな花...
3月

タカオスミレ

タカオスミレ (スミレ科スミレ属)【高尾菫】(Viola yezoensis f. discolor)高尾山で発見されその名を冠された、高尾山名物「タカオスミレ」。しかし、決して高尾山特産ではなく、「ヒカゲスミレ」の品種なので各地でも見られ...
6月

ミヤマエンレイソウ

ミヤマエンレイソウ (APG:シュロソウ科エンレイソウ属)(ユリ科)【深山延齢草】(学名:Trillium tschonoskii )林内の樹陰にマントを纏った小人のようなユニークな姿。一本立ちの茎に大きな葉が3枚、その頂点に花がひとつ、と...
3月

フクジュソウ

フクジュソウ (キンポウゲ科フクジュソウ属)【福寿草】(Adonis ramosa)いわゆる、「スプリング・エフェメラル」の代表で、雪解けと同時に初春一番で咲くので「元日草」の名も。他にほとんど花の無い一面の枯野原の中に、鮮やかな光沢ある黄...
3月

キュウリグサ

キュウリグサ (ムラサキ科キュウリグサ属)【胡瓜草】(学名: Trigonotis peduncularis)庭や空き地のあちこちに、むやみに生えてくる「雑草」だが、その花は「ワスレナグサ」の超ミニチュア版のようで可愛い。淡い空色と淡い黄色...
3月

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサク (ケシ科キケマン属)【山延胡索】(Corydalis lineariloba)同属の「ジロボウエンゴサク」と生息地が被っていて紛らわしいですが、こちらのほうが総じてしっかりした印象があります。花もやや太って複雑な印象、植物体...
3月

ホトケノザ

ホトケノザ (シソ科オドリコソウ属)【仏の座】(Lamium amplexicaule)早春の里や街の「雑草」の代表ですが、細かい花もよく見るととても綺麗ですね。花期は初夏まで長く、晩秋の返り咲きもよく見られるようです。春の「七草粥」の「春...
3月

センボンヤリ

センボンヤリ (キク科センボンヤリ属)【千本槍】(学名:Leibnitzia anandria )春には背の低い花茎に、まばらなタンポポのように白い舌状花を並べた小さな花を咲かせます。そして秋にはひょろっと長い花茎の先に自家受粉する閉鎖花を...
3月

アマナ

アマナ (ユリ科アマナ属)【甘菜】(Amana edulis)「ヒロハノアマナ」と比べると、東北南部以南の全国に分布してポピュラーな種類ですが、環境の変化で分布は減っているようです。「ヒロハノアマナ」よりも花がやや小ぶりで、内側にも薄茶の条...
野山の植物

ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ (シソ科オドリコソウ属)【姫踊り子草】(Lamium purpureum)春を告げる「雑草」の定番ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。日本では明治時代中期以降に帰化したとされています。同属の春の花で、雰囲気も生える場所も...
野山の植物

ハナニガナ

ハナニガナ (キク科ニガナ属)【花苦菜】(Ixeridium dentatum subsp. nipponicum var. albiflorum f. amplifolium)平地や里山の雑草である「ニガナ」の花が、5-7枚の舌状花をもつ...
至仏山

ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【嶺薄雪草】(Leontopodium japonicum var. shiroumense)中部地方の山地亜高山帯~高山帯(上越地方、北・中央・南アルプス、八ヶ岳)に分布します。通常の「ウスユキソ...
高山植物

ホソバヒナウスユキソウ

ホソバヒナウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)【細葉雛薄雪草】(Leontopodium fauriei var. angustifolium)早池峰山の「ハヤチネウスユキソウ」と並んで「日本のエーデルワイス」といわれる、至仏山と谷川岳の特...