ヒメサユリ (ユリ科ユリ属)【姫小百合】
(Lilium rubellum)別名:オトメユリ
福島県・新潟県・山形県の県境付近の山地にしか分布しない美しいピンクのユリで、主に南会津、只見、朝日連峰、飯豊連峰などで見られます。
関西に分布する「ササユリ」とよく似ていますが、ササユリの雄しべの葯が赤いのに対し、ヒメサユリでは黄色いので判別できます。
ササユリよりも花被片の反り返りが少なく直線的な形となり、野生の場合は自生地自体が全く違います。
野生の開花期は初夏から夏にかけてですが、平地の栽培では5月ごろの開花となります。
ササユリでは通常6-7月ごろに咲くので開花時期も異なります。
只見の浅草岳や守門岳が名所となっており、一度見に登ってみたいものです。
絶滅危惧種。