オオウバユリ (ユリ科ウバユリ属)【大姥百合】
(学名:Cardiocrinum cordatum var. glehnii )
「ウバユリ」の変種とされ、中部地方以北の北方系で、ウバユリよりも大きく花数が多いとされています。
おおむね、両者の境目が、花数10個、高さ1m程度というところです。
しかし、調べてみると、どうも大きさや花数、分布域以外の違いが明確にないようなのです。
ということは、北方や山岳では大型の個体が多くなる、というだけのことなのでしょうか。
ユリには違いないのですが、正直うす暗い林下ではなんだか不気味な雰囲気の植物です。
花が満開になる頃に葉が枯れてくるため、歯(葉)がないというころで「姥」の名がついたそうです。