チョウセンゴミシ (マツブサ科マツブサ属)【朝鮮五味子】
(Schisandra chinensis)
本州中部から北海道二分布し、冷温帯の落葉広葉樹林に生育する蔓性植物です。
「五味子」とは江戸時代に使われた生薬で、これを朝鮮半島経由で輸入していたためこの名がついたそうです。
その後、輸入された種子を栽培してみたところ、日本国内にも自生していることが判ったそうです。
雌雄異株で、夏の終わりに房状の赤い実が生ります。
花は黄白色の6-9個の花被片をもち、短枝の付け根から短い花茎でつきます。
明るい色の葉は、ちょっといびつな感じの楕円形で、粗く不揃いな鋸歯があります。
東北などの8県で絶滅危惧指定。