ヒメレンゲ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【姫蓮華】
(学名 Sedum subtile)
関東以西の山地の沢沿いや湿った林下の岩上などに群生する、山地性のマンネングサです。
赤い葯が目立つ花で、互生する茎葉はツメクサのように細く、根生葉はへら型のロゼットとなっています。
走出枝を盛んに出し、先端にへら型の葉を束生します。
このランナーによって栄養繁殖し群生になるようです。
富士山麓の滝のそばに、湧き水の流れを浴びながらマンネングサのような花。
雄しべの葯が、ハナネコノメみたいに赤いのが印象的。
流水の中の岩にしっかり生え、マンネングサ類としては葉が妙な具合に長い花です。
いかにも深山に生える雰囲気をもっていましたが、調べると「ヒメレンゲ」のようです。
関東以西の分布で、まさに山地の谷の濡れた岩場に生えるという植物です。
根本のロゼット状の葉が特徴的ということですが、観察しそこないました。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】