ツルナ (ハマミズナ科ツルナ属)【蔓菜】
(Tetragonia tetragonoides)
海岸の岩場や礫地などにつる状に這うように茂る海浜植物。
北海道南部以南の全国の浜辺に分布します。
独特の三角の葉は多肉質で、表面を細かい粒状突起が覆っていてざらざらしています。
まるで塩を噴いたような異様な質感で奇妙な感じです。
葉腋にへばりつくように小さな花が咲きますが、花は花弁が無く、5裂した多肉質の萼片の内側が黄色くなって花弁のようになっています。
昔から葉が食用にされていて、栽培されることもあります。