ミドリニリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【緑二輪草】
(Anemone flaccida f. viridis)
これは植物種としては「ニリンソウ」そのものですが、本来白い花が緑色の葉のように変異したものです。
ニリンソウの花びらは元来花弁ではなく萼片なので、先祖返り的な変異といわれます。
通常のニリンソウの花に混じって稀に見られます、
稀とはいっても、ニリンソウの花自体の個体数がとても多いので、注意して探すと意外と見つかるようです。
変異の原因はウイルス感染による説が有力なようなので、要は病気の花ということではあります。
緑化や変形の度合いや形態は変化が多く一様ではありません。
それにしても、ニリンソウそのものが病気で変異したのであれば、品種として学名が付けられているのはどういうわけでしょう?