ミフクラギ (キョウチクトウ科ミフクラギ属)【目脹ら木】
(Cerbera manghas) (オキナワキョウチクトウ)
奄美大島以南の琉球諸島から東南アジア、インドにかけて分布する海岸林の樹木。
美しい白い花で、花後にはミニマンゴーのような実がなりますが、キョウチクトウ科らしく全草猛毒です。
実の汁や樹液のついた手で目をこすったりするとたいへん腫れるそうで、眼が膨れる木というという名がついています。
昔は魚の毒もみや狩猟の毒矢に使われていたそうです。
沖縄では市街地の街路樹などに普通に植えられているので、知らずに綺麗な実を弄ったりすると危険とのことで、何故このような有毒植物を街路樹に使うのかという議論があるそうです。
丈夫で手間がかからず、綺麗な花が咲くからということのようですが、考えてみれば内地でも猛毒の「キョウチクトウ」が普通に市街や公園に植えられていますね。