コンロンソウ(アブラナ科タネツケバナ属)【崑崙草】
(Cardamine leucantha)
タネツケバナの仲間は、どれもよく似ていてたいへん判りづらいものが多いのですが、このコンロンソウは大型の山地性で他に似たものが少ないです。
沢沿いの水しぶきがかかるようなところに群生し、草姿も花も大きく、道端のタネツケバナなどとは全く違います。
花柄が放射状に生えるので、花の付き方が球状に丸い花序となります。
また、何より葉が全く違い、やや尖った鋸歯の有る長細い小葉が5枚から7枚の羽状複葉になっています。
似ているものとしては「ヒロハコンロンソウ」がありますが、これは葉が広めで丸っこくあまり尖りません。
また、「ミツバコンロンソウ」は、草姿がはるかに小さく、小葉が3枚セットになっています。