ボタンボウフウ (セリ科カワラボウフウ属)【牡丹防風】
(Peucedanum japonicum) 別名:ショクヨウボウフウ、サクナ
関東以西から沖縄にかけて分布し、海岸の岩場や砂地に生育します。
葉は艶が無く独特の白っぽい青緑色で、特徴的な葉の形が牡丹に似ているのが名前の由来です。
花序に総苞片はなく花弁は5個で内側に反曲し5本の雄しべは花弁の外に突き出します。
若葉は食用になり、ビタミンC、カルシウム、ポリフェノールなどが豊富ということで昔から「長命草」と呼ばれてきました。
現在でも栽培され青汁の原料に使われているようです。
また、イソサミジンという成分が頻尿の薬としても注目されています。