ニッコウコウガイゼキショウ (イグサ科イグサ属)【日光笄石菖】
(Juncus nikkoensis)
「コウガイゼキショウ」のいくつかある仲間の中でも「アオコウガイゼキショウ」に近い種類。
「アオコウガイゼキショウ」の山地型という説もありますが、小型で別種とされています。
北海道、本州、九州のブナ帯から亜高山の湿地や湿原に生えます。
コウガイゼキショウと異なり、茎が円筒状です。
3-12個の花からなる頭状小花序を3-10個もつ花序で、花序の枝は直立または斜上。
雄しべは3本で花被片と同長、花柱の先端は3裂しています。
果実(蒴果)は太めの披針形で鋭頭、褐色を帯び長さは花被片より長く2倍近くになります。