これも頂きもののマッチです。
大阪、阪急東通商店街で「ムルソー」の並びにあったらしい。
1974年ごろの開店で、「日本列島55年版」によると、ジャズ、ロック、ディスコがかかり会話も自由、大パーティや野球大会もあり。
ということで、純然ジャズ喫茶というよりもみんなで楽しむお店という感じのようです。
「QueQue」は「クエクエ」ではなく「クク」と読むらしい。
マッチはブックタイプ。
1975年7月開店。 情報不足で詳細不明だが、京都市熊野神社の近くにあり、とても大きな店で2階もあったようである。
巨大なアルテックのスピーカーで、オーディオにも凝り、毎週のようにライブも行なっていた模様。
1976年の「JAZZ日本列島」によると、ジャズレコード800枚、クラシックレコード2500枚と書いてある。
どうも、いわゆる「名曲喫茶」的な感じの店だったのかもしれない。
マッチ画像は3種(箱マッチx1、ブックマッチx2)あるが、おそらく上から下へと変遷していったのではないかと推測する。
宮城県名取市で1984年から営業していた「Jazz in パブロ」、地元では知る人ぞ知るジャズ喫茶。
しかし、マスターは2011年、東日本大震災の津波により犠牲となってしまい、お店は閉じられそのままの時間が過ぎていました。
マッチはその当時のもので、頂きものの画像です。
マッチの裏面には亡きマスターが如何にもこだわったオーディオシステムが載っています。
ところが、2017年、いろいろな偶然と出会いが重なり、2人の若いクリエイターがマスターのご遺族からお店を引き継ぎ復活させました。
先代が営々と築いてきたお店の建物も内装もオーディオもレコードコレクションも、そのまま生かした新生パブロ「COFFEE & SESSION PABLO」の誕生です。
<ジャズ喫茶案内さんからご寄贈いただいた画像を使用しています>