1979年開店で、武蔵小金井駅北口の古本屋の2階にあった小さな店。
「ジャズ日本列島」のアンケートで「店はブルー一色、照明が日に4回変わります」とあるが、どんな店だったのだろう?
思いきりPOPで手作り感満載のマッチ。
あいにく画像が無いが、裏面は「伊藤書房/古本/買入・販売」と書いてあるので古本屋さんが趣味でやっていたのかも。
この古書店は今も同所で営業しているようだ。
京都の老舗ジャズ喫茶「ヤマトヤ」の2階を、1977年ごろから気軽に聴ける選曲のお店として分離したお店。
マッチは両面同デザインの箱型。
<Mさんにご寄贈いただいた画像です>
KISSAKO(きっさこ) KISSAKO (東京・神保町)
昔の神保町「響」の常連だった方が、十条に「響」の名のお店を出していましたが閉店され、2007年から神保町の裏路地で「喫茶去」というお店を始めています。
以前は「李白」という、知る人ぞ知る喫茶店だった場所で、民家風の小さなお店にJAZZが流れています。
お店のつくりゆえに、本格的大音量ではありませんが、こだわりのコーヒーとともにたいへん落ち着ける隠れ家的空間となっています。
久々に神保町に帰ってきたジャズ喫茶ですね。
ところが…
先日、久しぶりに行ってみたら、マスターが居ず、人が替わっていた。
お店はそっくりそのままで、新しい経営者が2008年から譲り受けたとのこと。
十条からのオーナーは、また別の店舗物件を探しているようです。
「喫茶去」の立て看板は最近「きっさこ」に変わっています。
(2008/1月)
そして…ついに…
このたびの大震災にもあの古民家は耐えていましたが、いよいよ寿命とみえて、建物自体が解体となってしまいました。
「李白」そしてそれ以前からあったという音楽喫茶の時代からの長い歴史の終了。
このあとどうなってしまうのか? (2012/8月撮影)
復活!…
古民家跡の更地は年末にかけ、新しい建物が建設されていました。
3階建てながら、一般住宅の作りだったので、普通の住宅が建つのかと思っていましたが、内装を始めていくと何だかお店っぽい。
もしや、と思っていたら、また小さな小さなお店の復活です。
「喫茶去」ではなく、「きっさこ」として。
自家焙煎のオーガニックコーヒーを売り物にした、ライトなジャズが流れるお店。 アルテックのフロアスピーカーを鳴らしていますが、「JAZZ喫茶」というより、隠れ家的な珈琲屋さんです。
今どき、隠れ家にこもって独りでゆっくり本を読むような喫茶店は、神保町でも貴重な存在です。
(2013/5月撮影)