1971年から大阪駅近くにあったジャズ喫茶。
マッチ画像は頂きもので、実際に行ったこともありませんが、渡辺貞夫とか今田勝とかのライブもやっていた本格的なお店だったようです。
1986年版のジャズ日本列島では記載が無くなっているので、このころまでに無くなっているのか?
神田神保町の隣、小川町のスキーショプ街の裏手に入ったところにビジネスホテル「昇龍館」があります。
その1階で営業する「オリンパス」は2009年の開店。
暗く狭く薄汚く煙く怖い?昔のジャズ喫茶と全く違う、小さなホテルのロビーのようなウッディーでゆったりした快適空間に分厚い音が流れます。
正面には店名の由来である、JBLの大型スピーカー「オリンパス」が鎮座しています。
流れるジャズは、あまり重くなく軽くない、ビッグバンドやヴォーカルが多いようで心地良い。
そして、ここの名物が有名な「赤いチキンカレー」。
スパイシーな辛さですが、見た目ほどびっくりするほど辛いわけではないのでご安心を。
ホテル「昇龍館」とは別の目立たない入り口でちょっと見落としがちなのでご注意。
2018年12月
2回ぐらいしか行ってないが、結構硬派のオーソドックスなジャズ屋だった。
ちょうど、はじめて行ったときに、スイングジャーナル・JAZZディスク大賞になったばかりの「THE GREAT JAZZ TRIO AT THE VILLAGE VANGUARD」がかかっていた。
ということは、1977年に行ったのだろう。
真っ黒い感じの内装で、そんなにきたない店ではなく、といってしっかり聴かせます!という姿勢のあるいい感じの店だったが、しばらくして行ったら無くなってしまった。
黒地に緑のコルトレーンのイラストが裏表につながって入っているマッチ。
後に調べてみると、昭和51年(1976)の「JAZZ日本列島」に載っていた。
この時点で開店満5年とあるので、1971年ごろのオープンとなるようだ。
当初、藤枝市で4年、清水市で1年ぐらい営業しており、「苦節の5年間」とある。
自分が2回ほど訪れたのがおそらく1977年。
その少し後には無くなっていて、果たして昭和55年(1980)度版の「JAZZ日本列島」には載っていない。
静岡市で再開した後もわずかな間に閉店を余儀なくされたようだ。
その後の「苦節」については不明である。