歌舞伎町にあったお店で、ヴォーカル主体の内容だったようです。
1971年開店で「ポニー」と同じオーナーの経営。
マッチは箱型マッチで裏表同じデザイン。
<Mさんにご寄贈いただいた画像です>
京都・左京区に1970年からの老舗ジャズ喫茶。
もともとは「大和屋」という質屋だったということです。
1Fと2Fがあり、1Fはお酒もある古典選曲のジャズ屋、2Fはノンアルコールの割合軽い選曲の店になっていたようです。
1977年ごろからは、2Fが「きまぐれ亭」という別店になって利用客の棲み分けを図っていたようです。
2013年に全面リニューアルとなり、もちろん昔のようなハードなジャズ屋ではないでしょうが、今もしっかり続く貴重な老舗店となっています。
クラシックな感じの独特なマッチデザインは、今も看板やショップカードに使われているようです。
また、このお店で面白いのは、オリジナルのタバコケースがあったことです。
画像だけなので判りづらいですが、おそらくソフトケースのタバコが潰れないように、ボール紙のカバーをかぶせるものだと思われます。
マッチと同デザインのものと、全く別のサイケ調デザインのものとがあります。
<全て、Mさんにご寄贈いただいた画像です>
2回ぐらいしか行ってないが、結構硬派のオーソドックスなジャズ屋だった。
ちょうど、はじめて行ったときに、スイングジャーナル・JAZZディスク大賞になったばかりの「THE GREAT JAZZ TRIO AT THE VILLAGE VANGUARD」がかかっていた。
ということは、1977年に行ったのだろう。
真っ黒い感じの内装で、そんなにきたない店ではなく、といってしっかり聴かせます!という姿勢のあるいい感じの店だったが、しばらくして行ったら無くなってしまった。
黒地に緑のコルトレーンのイラストが裏表につながって入っているマッチ。
後に調べてみると、昭和51年(1976)の「JAZZ日本列島」に載っていた。
この時点で開店満5年とあるので、1971年ごろのオープンとなるようだ。
当初、藤枝市で4年、清水市で1年ぐらい営業しており、「苦節の5年間」とある。
自分が2回ほど訪れたのがおそらく1977年。
その少し後には無くなっていて、果たして昭和55年(1980)度版の「JAZZ日本列島」には載っていない。
静岡市で再開した後もわずかな間に閉店を余儀なくされたようだ。
その後の「苦節」については不明である。